わたしの両手


ココロのかがみ
by ururunamida
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ポーランド④

2日目 pm
オシフェンチムf0047693_15572236.jpg

アウシュヴィッツ強制収容所
一度は耳にしていることと思います。
記録がないので、正式な数はわからないそうですが、ここで亡くなった方は150万人といわれているそうです。
青空の下、大きな煉瓦造りの建物の前で
足がすくんでしまいました。

「ARBEIT MACHT FREI」 働けば自由になる(Bが上下逆になっています)
毎日このゲートをくぐり、労働に出掛けて行った人たちは、どんな思いだったのでしょうか。
胸が熱くなります。
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構内は、煉瓦造りの建物が並んでいました。
いろいろな国の見学者が多く整備されていて、建物の中は残念ながら撮影禁止でした。
想像していたより空気や匂いを感じる事が出来ませんでした。しかし、この状態を維持していくには仕方のないことなのでしょう。

展示物は全部ガラスの中。
ブラシ、食器、義足、義手、めがね、靴、衣類、ベビー用品、髪の毛など部屋ごとに没収品が山になっており、トランクには名前、住所、日付が白いペンキで書いてありました。




f0047693_1723588.jpg当たり前のことですが、ここのある遺留品の全てに持ち主がいたのです。
靴の山の中に、ヒールに小さな赤いリボンのついたサンダルがありました。
今、履いてもおかしくないこの靴の持ち主に思いを馳せました。ぎゅうぎゅうの列車に押し込められ、何日かかってここに連れてこられたのでしょう。遁れられない運命だとしても、納得がいきません。
わたしより、たった何十年早く、この地で生まれただけなのに・・・
まだ、ベビー服を着ていた赤ちゃんまで、殺さなければならないなんて。
そんな事をしても、絶滅なんてできっこないのに。
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髪の毛の織物もありました。誰が使ったのでしょうか。どうしたら使えるのかわかりません。
成分分析をした結果、チクロン化合物が見つかったそうです。髪の山の中には、三つ編みのままのものもありました。

死の壁です。銃殺に使われました。花束が絶えないそうです。
見えづらいのですが、音消し用に木の棒が脇に並んでいます。
地下室には、独房、立ち牢がありました。90cm×90cmの中に4人立ったまま入れ、亡くなった人がいてもスペースがないので支えていたそうです。f0047693_18555625.jpg
ガス室を遁れても、銃殺、絞首台、飢え、重労働、拷問、不衛生で亡くなっていくのです。管理局長から「お前たちに出口は一つしかない。焼却炉の煙突だ」と言われたそうです。
こんな青空の時でも、煙がでていたのでしょうね。身包み剥がされ、殺され、金歯をとられ、髪を剃られ焼かれたのです。
本当にこんなにも残酷なことが、この場所で行われているとは信じがたいのです。
のどかな田舎の草原の中で、こんなにもたくさんの命が訳もなく奪われていたのです。

歯痒くてしかたないのですが
今のわたしにはこれしか書けません。
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by ururunamida | 2006-04-29 19:29 |